


この教室は、一昨年から障害者等の人権課題をテーマとした人権啓発事業である「人権ユニバーサル事業」を(一社)ヴァンフォーレスポーツクラブが受託し、山梨県、山梨キッカーズと協力して障害のある人への理解を深める機会として行っています。

体験教室は、昨年と同様に、ブラインドサッカー体験教室の講師でもある山梨キッカーズの栗木さんのお話から。山梨キッカーズは、県内におけるブラインドサッカーの普及・社会福祉活動に関わる活動を行っています。
9月22日にはブラインドサッカー中日本リーグが開幕し3年連続の王者を目指します!試合は昭和町・押原公園で行われるのでお時間がある方は是非、応援をして下さい!


体験では、アイマスクを着けたパートナーを声と手をたたく音だけで思った場所へ誘導する練習からスタートです。


アイマスクの着用に少し慣れてからドリブルやシュートの練習を行いました。
転がると鈴のような音が鳴るブラインドサッカー専用のボールを使用して、音を頼りにプレーします。

ドリブルを体験した後には、山梨キッカーズによる模範試合です。相手はヴァンフォーレアカデミーコーチです。 試合は0-0でしたが、山梨キッカーズが終始攻め込みアカデミーコーチは手も足も出ませんでした。
続いては、ブラインドサッカー体験。見えない中で仲間とコミュニケーションを図ることからスタート。

ゲームは、相手にぶつかるかもしれない恐怖心を抱きながら仲間の指示を信じて動く姿が印象的でした。今回の体験では、目が見える状態でのゲームも行い「目が見える」「目が見えない」ことの違いを体感してもらいました。子ども達の心には何か感じるものがあったはず。
試合形式の後はPKの体験です。 子ども達が体験した後、締めくくりに「人権まもるくん」が・・・・・・・・・・・。
予想外のスーパーシュートで、会場は拍手喝采☆☆

最後に、みんなで記念写真を撮りました。
閉会式での質疑応答では、参加者の皆から「難しかったけど、楽しかったです。」「見えない中で、どうやってご飯を食べているのですか?」などの感想や質問がありました。
それに対し山梨キッカーズの栗木さんは、「しっかりと箸を使います。自分の分と母の分を私が作っています」と答え、子ども達や我々も驚きを隠せませんでした。続けて、「目が見えていても普段から友達や家族、先生と色々な会話をして下さいね」とメッセージを送ってくれました。